これから始める大学受験の準備【第3弾:過去問で実力を確認する】

これから始める大学受験の準備

第二弾で志望校をある程度絞れたでしょうか。
ここまで本記事を読んで準備を進めてくださっている受験生であれば、モチベーションとなる「何の為に大学にいくか」が明確となっていて、かつ、受験する大学のおおよその目処がついていることでしょう。
ここからは勉強を頑張るわけですが、勉強をただがむしゃらにしても確実な合格は手に入りません。まずは自分の実力を受け入れ、足りない物をできるだけ明確にしていきましょう。

過去問と模試を利用して実力を確認する

実力,レベル

実力を確認する方法は大きく二つ。
一つは過去問です。過去問は言わずもがな「過去の入試の問題」なので、これが解ければその大学に合格できる、という基準になります。
もう一つは模試。過去問と違い、模試の結果は志望校の合否に直結しません。しかし、受験生全体と比較したときの自分の位置を知ることができる重要な情報源です。

まずは過去問を解いて正答率を確認しましょう

まだ勉強を始めてもいないから解けるはずがない、やるだけ無駄だ、と思う受験生もいるかもしれませんが、そんなことはありません。やってみて、自分の実力を良く理解しておくことで、自分に危機感を与えたり課題を明確にすることができます。

過去問の調達は高校・予備校・赤本・ネットで

過去問の入手方法は大きく分けて四つ。

一つ目は高校です。現役生であればこれが一番早いでしょう。
職員室で相談して過去問を用意してもらうのがいいと思います。先生から意欲的だと評価をもらうことができれば、今後も受験で手助けしてもらいやすくなります。
進路相談室があれば、そちらで用意してくれる場合もあります。
進学校ではない場合、欲しい過去問が手に入らない場合がありますが、その場合は別の手段に切り替えましょう。

二つ目は塾や予備校です。
大学受験勉強の為に利用する方は多いと思います。ここであれば必ず過去問を入手することができます。
また、講師に相談できる環境であれば、過去問を解いた後、解説をもらうことができるでしょう。

三つ目は赤本です。
赤本というのは数学社が出版している赤い本のシリーズのことです。過去問の代名詞と言っても過言ではありません。各本に1大学の過去問が数年分掲載されており、その解答も載っています。
一冊1,900~3,500円ほどですが、1大学の過去問のみなので、受験準備段階での購入はおすすめできません。受験直前に「この大学に絶対合格したい」という場合は購入をおすすめします。

四つ目はネットです。
ネット上なら「探せばある」という時代なので、過去問も転がっている場合があります。情報源として検討してもいいかもしれません。
しかし問題があります。ネット上で拾った問題に解答がついているか、その解答が正確かどうかの保証がありません。実力を確認する上で答え合わせは必須なので、解答が付属しているものを必ず見つけましょう。

過去問実施は必ず「本番と同様に」

過去問に挑戦する際、本番と同様にやらなければ意味がありません。
英文読解の問題を本試験の2倍の時間でやれば多くの人が解けるでしょう。途中休憩を入れればゆったり構えることができるので、ミスも少ないでしょう。
それでは実力を理解するという目的を達成できません。必ず下記を遵守して臨みましょう。

時間制限を設け、本番と同じ時間で測る

過去問には多くの場合、試験時間が記載されています。その時間に合わせてタイマーをセットし、実施しましょう。
制限時間も試験条件の一つです。その時間内に問題を処理できるかどうか、処理能力も問われているわけです。解答できそうな問題を優先し、できるだけ正答率をあげましょう。

飲食や休憩をしない

時間内、しっかり集中しきって問題に対処できるのかも大切な能力です。勉強の時間ではなく、試験の時間だと考えて問題に向き合いましょう。
トイレや筆記用具の用意などは事前に済ませておきましょう。

科目数が多い場合、丸1日過去問実施スケジュールを組む

本試験は基本的に1日で実施されます。できるだけ本番に近づける為、複数科目の過去問を解く場合は丸一日、過去問だけの日を作りましょう。
受験当日までに何度か同じことをしていれば、当日の辛さが緩和されるでしょう。

過去問を実施したら必ず採点をする

過去問の採点

やって終わりが一番無駄になります。必ず以下のことを実施しましょう。

解答に至る経緯を確認しながら自己採点する

解答を用意して、自己採点しましょう。最初は解けない問題が多く、点数がつかない場合が多いですが、心を強く持って確認しましょう。
採点時、丸かバツかだけではなく、答えに至るまでの経緯が解答に近いかどうかも確認しながら採点しましょう。数学の問題であっても解答文や解法に点数がつくことがあります。最後に出た答えが間違っていたら0点というわけではないので、自分の良かったところをしっかり抽出しましょう。

可能ならば知見のある第三者に採点を依頼

高校の先生や塾の先生、予備校講師など、試験問題に詳しい先生に採点を依頼できるのであればお願いをしましょう。
優しい先生であれば、どこが良かったか、何が分かっていないのかも教えてもらえるかもしれません。分からなかったことを、何故分からなかったのか分析するのは負担がかかることです。分かる人が見れば、何故分からなかったのか一目瞭然なので、分かる人を頼るのも大切なことです。

確認に2〜3倍時間をかける

できなかった問題が多かった場合、問題を解くのにかけた2〜3倍、分析に時間をかけましょう。多くの受験生がこの手間を惜しみますが、この時間が最も重要です。
「実力を確認すること」が目的なので、「何ができない・分からないのか」を明確にしていきます。
まずミスだったところを確認します。慎重に取り組めばできたはずのところは、次回以降気をつければいいだけです。
ミスではなく、方針から間違えていたところは確実に抑えましょう。そこから苦手な科目、分野を書き出して学習計画に組み込んでいきます。
できなかったことができるようになれば、その大学に合格できるのですから、顕在化した課題には真摯に取り組みましょう。

最初はできなくて当然、できるようになるためにやる

初めてその大学の問題を解いた際、学力が高くても最初から合格ラインを超えるとは限りません。本番さながらに時間を計って解いて、点数が取れず、がっかりする受験生もいるでしょう。場合によっては1回解いて自信を無くして、もっと入りやすい大学、問題の易しい大学、と安易に志望大学を下げようと考える受験生もいます。
しかし、問題傾向に慣れるまでは点数が取れなくても仕方ありません。
安易に逃げようとせず、これから学習を進めていく中で、参考書を見ながらでも解き直したり、じっくり分析しましょう。
その問題が解けるようになるには、どこを復習し、何を補強しなければならないか、と攻めの姿勢で向き合って欲しいと思います。2,3年分過去問を解くうちに、だんだんとその大学の傾向や癖に慣れ、点数も上がって来ます。

まとめ

過去問を解く・確認するのはとても負荷のかかる作業ですが、志望校合格に対して最も有意義な学習になります。受験生の皆さんは定期的にこの作業を実施して、志望校合格に近づいていただきたいです。

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