N.Kさんの合格体験記
東京医科大学医学部特待 合格
実質15浪からの合格
2016年、個人的な事情から私は医学部を目指すことを決意し、難関医学部に合格するための予備校を
探していました。そして私が門を叩いたのは有楽町線麹町駅から歩いてすぐ、医学部専門コースを備え
るご存じ「河合塾麹町校」でした。
しかし私はいきなり入塾テストの段階で躓いてしまいます。
あまりに学力が低すぎて、入学の許可すら得られずに門前払いを喰らってしまいました。
医学部受験というものが、私にとってどれほど厳しいものなのか、いきなりその現実と洗礼を浴び、今に
も砕け散ってしまいそうな自らの心を労りかつ鼓舞しつつ、こんな自分でも合格に導いてくれる予備校を
秦の徐福の如くひたすら探し続けていた刹那、出会ったのが四谷メディカルの先生方でした。
入塾前の面接の段階で、「ほぼ初学で一から勉強し直したいが、それでも医学部に合格するほど学力が
伸びるのか?」といった趣旨の質問をした所、当時面接をしてくださった杉崎先生、中先生に「十分可能
である」とお答えいただき、その言葉を信じてお世話になることに決めました。
予備校の雰囲気は、明るく和気あいあいとしたものでありながらも、教室や自習室では、静かに緊張感を
持って勉強することができました。
中先生は生徒みんなに気を配り、ささいな雑談から受験の相談まで、なんでも気軽に話せる方でした。予
備校内の雰囲気がいつも明るかったのは中先生のお陰だと思います。
数学では、私は主に藤田先生と浅見先生にお世話になりました。
藤田先生には、数学の考え方の根本から丁寧に指導していただき、私自身が自分自身で何を書いてい
るか理解困難な答案からでも、私の思考の混乱の原因を見抜いてくれ、修正してより良い答案が書ける
よう、より合理的でスマートな解答が導けるよう数学の力を伸ばしてくださいました。
浅見先生には受験に使える数学の裏技や極意を沢山教えていただきました。
時間のかかりそうなどんな難問であっても、また「何か便利な定理や公式はないですか?」
の無茶ぶり質問に対してもその都度しっかりと答えてくださいました。
また受験数学を体系的に簡潔にまとめた「浅見プリント」は本当に助けになりました。
このお二方のお陰で、数学はどんな問題でも(時間はかかっても)解けるという自信を持てるまでになりま
した。
もしこのお二方と日本語で会話できている気がしない、と感じた時には河村先生や田中先生に頼ってみ
れば良いかと思われます。
英語では、田中先生の膨大な課題量と、また志望校別に緻密に練られた受験戦略のお陰で、特に英語
が弱点だった私が何とか他の受験生と互角に闘えるまで引き上げてもらいました。
また後藤先生の作った山のような量の英語のテストは勉強する習慣の身についていなかった私に最も重
要な存在でした。単語帳の隅まで目を通して覚えないと点が取れないテストだったので、暗記の「執念」を
身につけることができました。
面接対策では、面接のマナーもネクタイの締め方も知らず、さらに陰気でコミュ障気味の私が、なんとか
無難に面接の十数分を乗り切れるであろう、という所まで大星さんに鍛え上げてもらいました。
先生方に共通して言えるのは、どんな時でも、どんな初歩的な質問でも、どんな質問でも、どんな些細な
ことでも真剣に、誠実に答えてくれるという事です。
面倒見良い先生方の、親身で手厚い指導のお陰で、途中で心折れることなく無事に受験の旅を終えるこ
とができました。
本当に有難うございました。