医学部受験に何度も失敗している人、すなわち多浪生は、浪人が続いてしまう原因を考えていると思いますが、その結果「おそらく、そんな理由だろう」という曖昧な結論になってはいませんか?
多浪に陥る原因
医学部に多浪している場合、大きくは次の二つのパターンがあると思います。
- 1次試験には昨年も合格したが2次試験に不合格となった。補欠の繰り上げもなく、何年も同じ結果である。
- 1次試験にすら合格したことがない。
ここで、それぞれの原因を考えてみましょう。
①の場合は、2次試験に対する有効な対策がとられていない、もしくは、その対策が合格に足りるほどの十分ではない、といった原因が考えられます。
医学部に関する最近のニュースで、複雑な要素が絡み合って医学部の合否が決められていることが明るみに出ました
私は30年前から、このような懸念点を口にしてきましたが、予備校講師や関係者の中では「単なる都市伝説」と一蹴していた人も少なくありません。
ですので、①の場合は医学部入試を真に知っているプロに相談し、原因を突き止め、有効な対策を打てば、来年は合格する可能性がぐっと高まります。
②の場合は学力が伸び悩んでいる、頭打ちしている可能性が高いでしょう。これに当てはまる人は、まずは勉強方法を振り返ってみましょう。例えば、問題集を進める際は、面倒な問題を飛ばしていないでしょうか?
または、模試での偏差値は合格圏内にあるのに、実際の医学部1次試験に合格しない場合、小問は全問、もしくは、ほとんどの問題が解けているはずです。その結果、模試での偏差値はそこそこの数字が出ます。
しかし、数学のように計算が複雑な大問が解けていなければ、医学部には合格できません。
効率的な努力をしよう
どのような試験でも、合格するためには多くの努力を必要とします。特に医学部に合格するためには、大変な努力が求められます。
でも、ただ頑張るだけでいいのでしょうか?多浪生の方なら、他の受験生よりも、そんな疑問を抱き悩んでいるかと思います。
明確なものに対する努力は、人間にとって苦手なことではありません。ですが、曖昧なこと、努力が報われるか不明なことには、十分な力が発揮されない性質を持っています。
目的達成のための要件を的確に知り、それに最も効率の良い対策を打つ。それが科学です。医師を目指している方は、論理的に物事を考える科学の大原則を忘れてはなりません。
医学部受験でも、合格しない原因を特定させ、「勉強の仕方を変える」対策を打つことが有効です。そのためには、来年こそ合格する、1年で医学部に合格する方法を知っている予備校を選ぶ必要があることは言うまでもないでしょう。
医学部入試にとって本当に必要な授業とは?
多浪に陥ってしまう問題、実は本人だけが原因ではないこともあります。
実際に多浪生の話を聞いてみると、受験生活の送り方を失敗しており、それは通っている予備校や家庭教師の指導に基づいていることが多かったのです。
医学部受験のために予備校に通っていると、たくさんの授業を受けますよね?それらの授業にはどれだけ医学部合格につながるものがあるでしょうか?
たくさんの授業と、各科目の講師が出す課題や宿題を終わらせることで、一年が終わってしまったという経験をする受験生も少なくありません。
十分に問題演習をする時間がなかった、赤本にすら手を付けられなかった、という方も多いです。
これが、翌年も浪人をしてしまう大きな原因のひとつです。
信頼できるコーチを選ぶ
それでは、医学部多浪生は何をどうすればよいのでしょうか?
まず、適切な指導をしてくれるコーチ選びが大切です。上記で述べたような、受験生活を失敗した経験がある場合、不合格の責任は予備校と講師たちにあります。
どこの医学部を、どのような対策で受験すればよいのか、出願書類には何を書けばよいのかを、医学部別に有効な指導ができる医学部受験のプロには、私はあまりお会いしたことはありません。
あまり知見の無い講師も多くいますので、コーチ選びは慎重に行いましょう。
予備校選びの重要性
また、医学部1次試験合格を満たすため、最低限の学力をつけてくれる予備校選びも重要です。
現役生や一浪生と比べ、多浪生の勉強方法は大きく違います。気力、体力を比べても違いがあります。5浪生には5浪生に合った勉強方法があります。私が長年、多浪生を医学部に送り出せてきた理由はここにあります。
大学側は、医師になるための関門として入試問題を作り、面接を行い、願書を書かせています。これを理解していれば、一年間で突破する対策(勉強術)を打つことができます。
ノウハウがないからか、予備校に何年も通学して欲しいから、手間がかかり儲からないから、といった理由で、このような決定的な対策を取らない予備校もたくさんあります。予備校選びがいかに重要かがお分かりいただけると思います。
来年こそ医学部に合格しよう
入試に合格するための適切な勉強術を行えば、医学部多浪は終えることができます。
仮に、あなたが病気になったとします。受診した先の医師があなたの病気を正しく診断して適切な治療、適切な薬の処方をすれば大抵は治りますが、間違った診断をすれば悪化する可能性があります。
これが多浪のメカニズムなのです。
医学部は受験生の学力によって勉強の中身は変わりますが、適切な方法で勉強すれば、一年で合格できる試験です。医学部予備校・四谷メディカルでは、来年の医学部に合格するためにこうした科学的手法を惜しみなく使っています。
一人で悩まないで、ぜひ私に会いに来てください。
(学院長)