四谷メディカルの歩き方

 医学部予備校・四谷メディカルは4つの教室からなる、ラボラトリー(専任担任制によって教室が分けられている)型の新しいタイプの予備校である。

4つのどの教室に所属しても、『一年で医学部に合格する』ための質の高いカリキュラムと指導体制は用意されており、不安はない。が、教室によってカラーが大きく違うのも、四谷メディカルの特徴であり、楽しみの一つでもある。

そう、受験勉強は苦しい、特に医学部向けのそれは困難がつきものであるが、四谷メディカルは何と、その中にあって楽しみを創出しているのだ。

あなたの担任になるかもしれない先生たちの教室を簡単に紹介してみよう。

 藤田直樹教室。

藤田先生は数学教材としてはあまりにも有名な『大学への数学』(東京出版)で東大数学科在学中から10年近く、問題作成や解答解説をやって来た経歴の持ち主で、古今東西、知らない数学の入試問題はない、解けない問題もない、と断言できる数学の鉄人である。

そんな藤田教室のカラーは「最低限の学習ノルマ」をおさえる限り(ここは絶対、曲げられない)、かなり自由度が高い。怒られることも、勉強サボらない限りはまずないだろう。とても優しい先生なのだ。

だから、合格への道標だけ示してもらえれば幾らでも勉強するタイプの受験生、どちらかと言うと、勉強しろ、勉強しろ、とうるさく言われることを好まない受験生には最適の担任なのである。くどいようだが、放任とは違う。見るべきところはキッチリ見る、それが藤田流なのである。

 次に紹介するのは、河村浩行教室。

河村浩行も藤田と同じ、「大学への数学」の出身だ。河村は趣味と言ってもいいくらい、あらゆる入試問題を研究している。いや、し尽している。各医学部、各大学はもちろん、高校、中学の入試問題まで、知り尽くしている。ここまで、知り尽くすと、どこの医学部が今年は何を出すかという予測すらもついてしまう。そして、藤田同様解けない問題はない。

河村教室は何より面倒見の良さで群を抜くだろう。これは当校のみならず、予備校の中での話。前任予備校の生徒たちからの信頼、というか親愛に近い程慕われており、「困った時の河村」と言われるほど何でも教えられる、受験の達人なのである。とことん、面倒見のよい担任を望む受験生には最適な先生と言えよう。

 そして次、3番目に紹介するのは浅見啓教室。

浅見啓は藤田と同じ東大数学科の出身。数学を教えることが何より好き、三度の飯より好きという筋金入りの教育者である。しかし、浅見の凄さは数学だけではない。実は浅見の英語指導力の高さはあらゆる予備校の中でもおそらくトップクラス、口述諮問を織り込んだ『入試英語の完全なる制覇』の育成力にあなたは絶句するだろう。

浅見教室は朝、当校すると帰りまでガッチリホールドされる。オートロックの教室は許可を受けて出入りをするため、藤田、河村教室と比べるとかなり不自由である。一年間、勉強部屋に閉じ込められたい、厳しい先生に終始監視されて勉強したいというタイプの受験生には最適な教室であろう。

 最後に紹介するのは、田中公英教室。

田中公英は現役で京大理学部に合格したものの東工大の建築に進んだ経歴の持ち主。面白いのは田中はこれまでずっとセンター試験を受け続けているという点。正にセンター試験の達人なのである。そして、控えめで親しみやすい人柄は生徒たちからは兄貴、お兄ちゃんのように慕われる。人の痛みを知り、気配りを怠らないことから、講師たちからは『万能のヒューマニスト』とも呼ばれている。
これらの担任は全て、医学部受験に30年以上関わり、様々な予備校の顧問を務めた学院長が太鼓判を押した、最上級の講師たちなのである。
この担任たちに英語、生物、小論文、面接など各科目の講師たちが加わり、あなたを一年間で医学部合格に導いてくれるだろう。

そして付け加えておくが、各教室の定員は9名であるが、机は12名分置かれている。これは、万が一担任が合わなかった場合には、机に余裕があれが転教室ができるということである。

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