日本大学医学部医学科の受験情報(入試傾向、対策ポイントなど)

日本大学医学部医学科入試の傾向と対策

日本大学では、医療従事者としての職業観や倫理観を早期から磨いており、人間性豊かな医師・医学研究者の育成を目指しています。

医学の専門知識や技術はもちろんですが、現代の医療現場で求められる問題解決能力・コミュニケーション能力を身につけるための実践的な教育も展開していることが特徴です。

●選抜者基準

医学部では、医学・医療の分野で社会に貢献したいという意識、またそれを実現しようとする強い意志を持って目標に向かって意欲的に学修を進めていくことのできる学生を求めています。
一次試験では学科試験(理科・数学・外国語)によって、6年間の学修に必要な知識・技能、判断力、思考力を評価されます。
二次試験では小論文と面接により、思考力、判断力、表現力、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を評価されます。

●過去の入試の概要

2017 2018
一般入試A方式 一般入試N方式 一般入試A方式 一般入試N方式
募集人員  約99名  約3名  約92名  約10名
志願者数 4,087名 200名 3,987名 522名
受験者数 3,594名 152名 3,483名 462名
一次試験 一般入試A方式:理科(200点/120分)、外国語(100点/75分)、数学(100点/75分)
一般入試N方式:理科2科目(200点/120分)、外国語(100点/分)、数学(100点/60分)
二次試験 一般入試A方式:適性検査(80分)小論文(60分)、面接(約20分)
一般入試N方式:適性検査(80分)小論文(60分)、面接(約20分)

●2019年度募集要項

【一般(A方式)入試募集人員】92名

【出願期間】1/5~1/31

【試験日】一次2/8  二次2/16

●面接対策

個人面接

面接官3

所要時間15分

面接官が3人いる形式の場合、基本は圧迫面接役がいると想定しておき、面接は面接する方もさえる方も「演技の場」であると割り切っていけば、万が一、圧迫面接に陥っても、何ら怖れることもなければ動揺することもなくなる。日大の場合は圧迫面接になったと聞いたケースは割と少ないが、答えにくい質問を問われることは多い。また、日大面接に限ったことではなく、受験生の初見第一印象が生意気そう、気難しそう、プライド高そう、了見狭そう、と感じられた場合は意図的に(入学後に扱いにくい学生にならないかどうか)あえて弄られる可能性もあるので、予め自分は他人からの第一印象はどのような人物に見られやすいか、客観的な研究判断をしておくと備えあれば憂いなしである。面接は一問一答というより、一つの質問内容に対して連動で様々な角度から掘り下げられる場合が多く、質問返答内容を暗記しているだけでは対応できず、その場で考えさせ答えさせようとするので、ある程度臨機応変に対応できるよう掘り下げた練習をしておくとよい。本学志望理由にて説得性ある理由を用意することは必須。

  • 志望理由(医師・大学)
  • 自分の長所・短所
  • 本学の志望順位
  • どのような医師になりたいか
  • 本学の創立者
  • 座右の銘
  • 気になる医療ニュース
  • チーム医療について
  • 尊敬する先生
  • 最近読んだ本
  • 女性医師としてどう働くか
  • 得意科目、苦手科目
  • 体力には自信があるか
  • 趣味について
  • 医師の過重労働について
  • 出身地について
  • ストレス解消法
  • 本学の諸問題(アメフト、医学部)についてどう思うか
  • 高校時代の友人関係
  • 患者に寄り添った医療とはなにか

●小論文対策

〇2019年度

 

福岡伸一「動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか」を読み、筆者の考えを説明したうえで自分の考えを述べる(一般A方式)
字数 741~800字 60分

〇2018年度

デール・カーネギー「道は開ける」の文中下線部の「考える」について筆者の考え説明したうえで

自分の考えを述べる(一般A方式)

字数 741~800字 60分

〇2017年度

内田樹「日本辺境論」について筆者の考えを述べ、自分の考えも述べる。(一般A方式)
字数 741~800字 60分

傾向:医学部受験の場合、小論文出題については医療系に結び付いた題材であることが普通だが、日本大学の場合例年、医療とは関係のない題材で出題されており、昨今医学部志望者に足りないとされている精度の高い読解力が試され要求されていることが伺える。出題文章が難解に感じ、アワ食って自身の小論も何を書いているのか支離滅裂にならないよう注意。医学部の小論文は、禁忌ワード使用したり余程の支離滅裂でないかぎり、論旨が一貫していればOKの緩い部分もあるので、小論文がどうしても苦手な受験生でも焦らず腐らず臨むことが肝要。筆者の考えと自分の考えをそれぞれ書く内容であるが、筆者の考えに文字数を使いすぎず、全体のバランスも考えて書くことを心掛ける。


大学別入試対策の達人 河村浩行師匠による必勝対策!


 

●数学

数学Bの「確率分布と統計的な推測」を除いた全範囲が出題範囲となっている。
2015年から大問5問形式の出題が続いている。概ね第1問は数IAの易しい小問4問、第2問は数IIBの易しい小問4問、第3問が穴埋め式の大問である。第4問、第5問は記述式で、やや面倒か、かなり面倒か、非常に面倒な問題であることが多い。出題範囲の全範囲から満遍なく出題されるので、ヤマを張っても仕方がない。「チャート式数学(黄)」や「Focus Gold」のような総合的問題集を一冊しっかりと仕上げることが大切である。
第1問と第2問での失点は致命傷である。第3問は難しくはないが計算は大変で、答のみであるから計算ミスが命取りとなりうる。第4問、第5問には証明問題が含まれるとはいえ、大半が計算するだけの問題である。というわけで、全範囲きちんと学習し、計算ミスをしなかった者が合格するという、正統派な試験である。

●物理

全範囲が出題範囲である。
2017年までは大問5問構成で、物理の5分野から1分野ずつ出題されていたが、2018年と2019年は大問4問構成で、原子物理の分野が出題されていない。
多くは標準的な問題であるが、その中にリード文をきちんと読んでいないと解けない問題が含まれているため、パターン演習では対応しきれない。
物理の学習はパターン演習に陥りがちであるが、普段から文をしっかり読み、物理的な理解をして問題を解く練習をすべきである。
数値計算が多くみられるため、時間的には少し厳しいが、焦って文を読むのを省略すると問題が解けなくなってしまう。落ち着いて問題文を読む練習をしておこう。
標準的な部分については「名門の森」が、文をしっかり読む部分については「難問題の系統とその解き方」がいい練習になるだろう。

●化学

全範囲が出題範囲である。
例年大問5~7問構成で、全範囲から満遍なく出題しようという気概が感じられる。
難易度としてはまったく標準的であると思われるが、見慣れない問題、すなわちパターン学習では思考を省略できない問題が散見されるため、時間的には厳しい。
パターン問題の暗記だけで本学を乗り切ろうとしている受験生がたまにいるが、そのような受験生は大抵本番でボコボコにされて帰ってくる。そのような傲慢な思考は厳に慎むべきである。
「重要問題集」や「化学の標準新演習」などの標準的な問題集に収録されている問題はまちがいなく正答し、そのうえで見慣れない計算問題に対処することが必要である。見慣れない計算問題は東大、東京医科歯科大、早稲田大など、一般に難関校と呼ばれる大学の過去問で練習しておくとよいが、これは若干上級者向けの内容であるから、標準問題にも満足に対処できないような者がいきなり手出ししないようにすること。
意外にも、受験生が苦手に感じているのは正誤問題である。マーク模試で9割は取れるのに満点は取れない受験生は、細かい知識が不足しており、正誤問題で外してしまうことが多い。初心に立ち返って、普段使っている参考書や問題集の解説を、コラムまで含めて熟読すること。

解答速報はこちら

 

 

四谷メディカル独自の解説動画!


 

2020年の数学は学校によっては習っていな可能性がありあまりなじみのない問題も出題されました。
例として中国剰余定理、別名孫氏の定理とも呼ばれる整数の剰余に関する定理を用いた問題である。
苦手な人は理解しにくい定理で、数学A集合と論理からの出題が多く
難易度は標準だが、解答に少し時間をかけてしまう受験生も多かった。
苦手な人はすごく苦手な問題なので解き方をコツ知りたい方はこちらの動画を御覧下さい。

 

関連する記事