東京女子医科大学医学部の受験情報(入試傾向、対策ポイントなど)

東京女子医科大学医学部入試の傾向と対策

自らの能力を磨き、医学の知識・技能を修得して自立し、「至誠と愛」を実践する女性医師および女性研究者となるために、学習者自身が問題意識をもち、自らの力で知識と技能を発展させていく教育を行います。

●選抜者基準

医師を生涯続けるという強い意志を持ち、幅広い視野を身につけ、自ら能力を高め、問題を解決していこうとする意欲に燃えた向学者で、以下のような人材を求めます。

【医学部が求める入学者像】

1.きわめて誠実で慈しむ心を持つ人
2.礼節をわきまえ、情操豊かな人
3.独立心に富み、自ら医師となる堅い決意を持つ人
4.医師として活動するために適した心身ともに健康な人

●過去の入試の概要

2017 2018
指定校推薦 一般入試 推薦 一般入試
募集人員 約20名  約75名  約20名  約75名
志願者数 101名 1,441名 60名 1,377名
受験者数 100名 1,414名 57名 1,333名
一次試験 英語(100点/60分)、数学(100点/60分)、理科2科目(200点/120分)、適性・小論文60分
二次試験 面接

●2019年度募集要項

【一般入試募集人員】約75名

【出願期間(必着)】12/25~1/18

【試験日】1次 1/24   2次 2/6もしくは2/7

 

●入試の傾向

英語 読解問題4題の問題構成が例年の傾向である。長文のみの出題で、文法語法の出題はない。1題は対話文の読み取りである。長文内容は医療科学に限定されない。内容把握を中心とし、文・パラグラフ整序、空所補充に加え、一部に記述形式として和文英訳と25語程度の自由英作文が記述問題として出題される。また、大問3・4では例年、グラフ・図表の読み取りがあわせて出題されている。英文の素材としては、人文・社会系が出題されることもあるが、医療系・自然科学系のトピックが扱われることが多い。分量は解答時間の割に多いので速読力が必要である。頻出分野は図表・グラフの読解、会話文、文整序、和文英訳、自由英作文である。
数学 微分積分は毎年出題されている。その他の分野では、場合の数・確率、指数・対数、三角関数、数と式の範囲からの出題が多い。一方、ベクトルに関する問題はあまり見られない。問題数が少ないので、あらゆる分野から出題されることはないが、年によって出題分野が変わるので、どの分野もしっかり学んでおく必要がある。2018年度は易化し、出題分野も変わった。数Ⅱの積分、図形と数列の融合問題が出され、頻出分野であった数Ⅲ積分と場合の数、確率がともに出題されなかった。代わりに長年出題されていなかったベクトルが出題されたが、どれも難易度は高くない。しかし東京女子医科大学と言えば、数Ⅲの積分と場合の数・確率と整数の出題頻度が高いので要注意である。試験時間60分に対し、記述形式4題なので、じっくり考える時間はない。
物理 例年、大問3題で「力学」、「電磁気」が1題ずつ、残りの1題は「波動」か「熱力学」という構成だ。「原子」からの出題は見られないが、新課程では油断できない。波動と熱力学では、熱力学のほうがかなり多いのが本学の特徴だ。標準問題であるが、空所の開け方、未知の量を求めていく順など、設問による誘導の流れが独特なので、過去問を必ず解いて出題に慣れておきたい。熱力学の「ボイル・シャルルの法則」、「熱力学第1法則」などの気体の法則に関する問題が繰り返し出されている。難易度は標準レベルとやや難のレベルの問題が混在している。典型問題の解法を覚えているだけでは、設問の変化に対処できない。解法の根拠を常に意識したい。2018年度は光のスペクトルの根拠としての分散と干渉への理解度を問う(大問1)、力学の放物運動の誘導に乗った処理能力を示す(大問2)、力学と電磁気の解法を総合的に用いる事例への論述力を含めた(大問3)、出題がなされた。グラフ描図が頻出なので、物理量の関係を視覚的に示す習慣をつけよう。
化学 大問4題。年度によって、5題になったり、マーク形式と記述形式の比率が異なる。難易度としては簡単なものが多いが、“すべて選べ”の問題には重箱の隅をつつくような難しい内容も混じっている。2科目120分から考えると、やや問題量が多い。第1問はマーク形式の小問集合、それ以降の大問は、マーク形式・記述形式があり、年度によって構成される大問数が異なる。小問集合の正誤問題では、該当する選択肢が複数の場合がある。記述形式では、脂肪族、芳香族や高分子が出題され、計算問題も含まれる。例年、実験装置、化学反応式や構造式が頻出である。合成高分子より天然高分子の出題率が高い。理論に若干の重きを置いて、全範囲をバランスよく出題。天然高分子や合成高分子も大問単位で毎年のように出題されている。
生物 ほぼまんべんなく出題されるという印象があるが、若干、植物よりも動物をテーマにした問題に偏るという印象が感じられる。読解力に加えて考察力や計算力が必要な問題が多く、時間的にも厳しい。また、植物ホルモンや植物の生殖・発生などの植物分野、生態と環境や進化と系統の分野からも毎年出題が見られ、人体に偏った学習では対応できない。遺伝学関連の分野はお好みであるらしく、ほぼ毎年「遺伝子の発現」なり「メンデル遺伝とその発展」なりが登場してくる。実験・観察から作問された考察問題は、どんな分野から題材を得たものであろうと東京女子医科大学の看板となる良問が多い。2018年度は大問5題構成であった。2017年度に比べると大問数は1題増えたものの条件の多い実験考察が減少し、基礎的な知識や基本的な計算力を問う問題が増えた分全体の難易度はやや易化した。
<頻出分野>全分野

受験生からのワンポイントアドバイス

入試

数学 標準問題で構成されていて、落としてはいけない問題ばかりという感じです。

読みかえがうまくいくと一瞬に解答まで導き出せる問題です。

英語 長文を多読していたら有利な問題です。 又は知識をしっかりと固める 普段は精読を心がけ、速読も併せて鍛錬できるようになると女子医の入試では力を発揮できるはずです。

化学 セミナー化学(第一学習社)で十分。最初の正誤問題もどういう仕組みなのかを理解しながらやっていけば解けるはずです。大丈夫。やみくもに暗記だけで挑むときついです。

生物 知識をかためるのがまず第一。少し細かく出題されます。パッと見で難しく感じても文章よく読んで条件などを図に落とし込んでいけばなんとかなるし解答できます。(←ハーディーワインベルグははじめ全部空欄でした2019

お勧めの参考書

〇語法1000 ←間違えたやつ アテカンのやつは単語カードにまとめて暇な時はチェックしていた。
〇化学 セミナー(第一学習社)、赤本(過去問) 過去問やったら先生にすべてみせてチェックしてもらう
〇生物 図や仕組みを簡潔にまとめて白紙再現←大学入試の得点源 生物
〇数学 教科書(に戻る勇気大切ですよ)チョイス新標準問題集(河合塾シリーズ)

面接

●女性の面接官ひとりいる
●当然のことだが大きくはきはきと。
●志望理由書などをふまえて質問している
●意地悪な質問はされない
●2019年は本学志望理由、医師志望理由きかれず
※赤ランプ光ったらノックせず入ること

〇入学後に気づいたこと
推薦入学が多いです
高校で物理選択だった人は、生物の高校教科書の遺伝子のあたりをみておくこと

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